人を育てることは難しいが、自分のこと以上に「嬉しさ」や「感動」が返ってくる

 

私は26歳の時から販売業の店長をさせてもらっていますが、店長としての経験値がどれだけ増えても「人を育てる」ということが簡単だと思ったことはありません。

 

一人一人個性があり、考え方も違うので

リュウ
この指導方法なら間違いない!

と言い切れるものはなく、急に態度が豹変する人などもおり、今でも人を育てるということの難しさを実感しています。

 

その反面、コミュニケーションを取りながら指導して関係性を深めていくことで、スタッフの成長を間近でみることができ、自分のこと以上に喜びを感じる瞬間が多々あります。

 

今回は、私が店長という立場から人を育ててきた経験をもとに実践したことや感じたことをお伝えしようと思います。

 



 

①人を育てる上で実行してきたこと

 

店長として同じ店舗に長くいるとスタッフの入れ替わりがあります。

辞めていく人がいれば、また新しい人を向かい入れて、新たなチームで売上を取っていくということを繰り返してきました。

 

私は販売未経験者の人を採用することが多いです。経験者と比べたら一から教えていく大変さはありますが、ちょっとした成長をすぐに感じられますし、本人の喜ぶ姿を見ていると、こちらも前向きになれるからです。

 

販売業で仕事にやりがいを感じる瞬間はたくさんありますが、まずはお客様に満足のいく買い物をしてもらい「ありがとう」という言葉をもらうことです。

新人には、この「ありがとう」をたくさんもらえる販売員になってほしいと伝えています。

 

最初から売上を取るという話になると、新人もプレッシャーを感じますし、お客様に対しても商品を買ってもらうためだけの接客になってしまいます。

 

お客様に満足していただき、心の底から「ありがとう」という言葉をもらうためには、販売のテクニックが必要です。

 

センスが良く、売上を取っている販売員もいますが、私の場合はそういうタイプではなかったので、地道に使えるセールストークをノートに書いてはお客様をイメージして一人でロールプレイングを行っていました。

 

ポイント

そのような経験があったからこそ、独自の販売マニュアルを作成し、販売初心者でもすぐに実践で使える資料を作ることができたと思います。

 

ちなみに私が教えている販売のテクニックというのはこちらで伝えているような内容です。

 

私は新人を育てていくのに段階ごとにゴールを設定して、そのゴールに到着するために必要なことを指導していきます。

最初のゴールは「お客様からのありがとう」をいただくことです。

 

お客様が私たち販売員に「ありがとう」と言ってくれるのはどのような時なのか?

 

そのことを考えさせながら、お客様に満足していただけるための具体的な販売テクニックを教えていき、「お客様からのありがとう」をもらうたびに新人も成長を実感できるような環境作りを行なってきました。

 



 

②人を育てる上で大切なこと

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これまでも数多くの販売未経験スタッフを指導してきましたが、成長が早いスタッフは質問の回数が多いです。しかも考えて行動をしているので、一回の接客だけでも「どこが良くて、どこが悪かったのか」を分かっています。

 

全く同じタイミングで同じことを教えても、できるスピードは人それぞれ違います。ですから、一人一人に合わせた育て方が重要になってくるのです。

 

人に教えるということは、自分が理解していることをさらに噛み砕き、より分かりやすく伝える必要があります。

 

ポイント

そして人を育てるということは、教えっぱなしではなくその後のフォローを行い、将来に向かっての目標を与え、同じ方向に進んでいくための信頼関係を築いていくということです。

 

リュウ
どれだけ的確なアドバイスができても、そこに信頼関係がなければ意味がないと私は考えています。

 

 

こちらの記事では、売れない販売員と売れる販売員の特徴や考え方についてお伝えしています。販売業をされている方は是非ともご覧ください!

 



 

③人を育てる上での厳しさ

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こちらはしっかりとコミュニケーションを取って丁寧に指導していたつもりでも、短期間で辞めてしまう人もいます。

その人に対する期待値が大きいほど、こちらが受けるショックも大きいです。

短期間で辞める理由はいろいろあると思いますが、自分の指導方法や接し方など問題がなかったのかを考える時間はなんとも言えない辛い気持ちになります。

 

ここで

「すぐ辞める方が悪い」

「どこにいっても通用しない」

「仕事をなめてる」

など、辞めた人のせいにするのは簡単でもあり楽ですが、このような捉え方しかできないようでは人を育てることはできません。

その人への指導を振り返り「良かった点」「悪かった点」を次回へと活かすことで、人を育てるための経験値が増えていきます。

 

リュウ
私は自分の経験値と共に、読書からの知識もプラスにしていました。

 

読書から多くの考え方を学ぶことで応用力もつきますし、

こういうケースの時は、◯◯のような対応をするのが望ましい

など、人を育てる上でのベースとなるやり方も書いてあるので、自分が参考にできそうなものは積極的に取り入れることをおすすめします。

 

短時間の読書で必要な情報が手に入るおすすめの読み方はこちらの記事でお伝えしています!

 

 

ポイント

人を育てるということは、自分の思うようにいかないことの連続で迷うこともたくさんあると思いますが、本気でその人を育てようとするのであれば、最初から本気で向き合いましょう。

 

 

あなたがどれだけ不器用でも

◆ 本気で育てる

◆ 本気で向き合う

という強い気持ちがあれば、必ず相手にも届くはずです。

 

 

部下の育成についてはこれらの記事も参考にしてみてください!

 



 

④人を育てる上で良かったこと