部下を持つ人ならば、一度はマネジメントについて考えた事があるのではないでしょうか?
現時点で役職がない人でも、この先、上を目指していくならマネジメント能力は必須です。
マネジメント能力が高い人は、自社の評価だけではなく他社からのヘッドハンティングなど、社会的な評価も高くなります。
そこで今回は「マネジメント能力を上げて高い評価を得るために大切なこと」についてお伝えしていきます。
マネジメントとは?
マネジメントとは?
「管理」「経営」という意味で、組織の成果を上げるための仕組みを考えて実行することです。
私でいうならば、スタッフの販売力を上げることが必要ですし、売れている商品の在庫は切らさないように、売れていない商品は積極的に消化していくようにコントロールする必要があります。
集客が少ないならチラシを配ったり、顧客様にDMを送って来店を促すのもマネジメントの一つです。
ポイント
このように、限られた経営資源の中で試行錯誤しながら、目標達成や利益を出していくことがマネジメントにおいて重要となります。
ここからは「マネジメント能力を上げていくために大切なポイント」を4項目に分けてお伝えしていきます。
商品・サービス、販促、人材育成、店舗管理、計数管理など、店長の仕事の本来あるべき姿を細かく解説してくるている本です。 店長としてのやるべき仕事が全て書かれているので本当におすすめです!
ポイント① ゴールを明確にする
マネジメントをする上でのゴールを明確にしましょう。
予算を達成するためには共に働くスタッフの力が必要になります。
そのスタッフの力をつけさせることもマネージャーの仕事ですし、その力を存分に発揮できる環境作りを行うこともマネージャーの仕事です。
販売業は人が人に物を売る仕事ですので難しい部分があり、スタッフのその時の気分や感情で、接客内容にバラつきがあるというケースも見受けられます。
ポイント
そんな中でもマネジメント能力が高い人は、スタッフに気持ちよく販売してもらうことが売上に繋がり、それがお客様の満足度を高めることに繋がることを知っています。その為にスタッフとのコミュニケーションを図り、モチベーションを上げるために目標管理やフィールドバックを行なってマネジメント業務を遂行しているのです。
明確なゴールが決まっていれば、そこを達成するためには何をすべきなのかが見えてきます。まずは自分が目指すべき明確なゴールを決めて行動を起こしましょう!
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ポイント② マネージャーとしての評価
あなたはマネージャーとして、本社の人やスタッフからどのように評価されていると思いますか?
自分に対する良い評価というのは意外と耳に入ってきますよね。
私も直接本人からではなく周りの人から
などと聞くことがあります。
ですが、悪い評価というのは周りも気を遣うので中々聞くことができません。
注意
ここでよく起こる問題が、マネージャー自身はちゃんとマネジメントをできていると思っているが、実はスタッフから多くの不満が出ているというケースです。
私の周りにマネージャーを長くされている方がいて、その方と話をすると必ず言われるのが
という内容です。
確かに一理あるとは思います。
マネージャーも人間なので全てのことを受け止めることは難しく、自分が精神的に不安定になると会社にもスタッフにも迷惑をかけることになりかねません。
このような考え方は自分を守るための一つの対策ですが、その反面、この「嫌われるのが仕事」という考え方を続けていくと自分の事が客観的に見れなくなる恐れがあり、スタッフの気持ちをそこまで深く考えずに行動するようになります。
このようなことを回避するためにも、一緒に働くスタッフが自分のマネジメントに対してどのように感じているのかを聞く機会を設けるようにしましょう。その時あまり良くない意見が出たとしても、しっかりと受け止めて改善していくことが大切です。
自己評価も大切ですが、周りからの評価はもっと大切です。
ポイント
マネジメント能力を上げるには周囲とのコミュニケーションを取り、自分ができていないことを認識した上でしっかりと改善していくための努力が必要になります。
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ポイント③ 目指すべきマネージャー像
あなたに役職が何もなかった頃、理想のマネージャー像というのはありましたか?
もしあったのならば、現在マネージャーとなったあなたはその頃の理想に近づけていますか?
理想とは程遠いのであれば、これを機に「あなたが目指すべきマネージャー像」を考え直してみましょう。
まずは部下の立場になり、どのようなマネージャーであれば尊敬できるのかを考えてみるのもいいかもしれません。尊敬される人間というのは仕事ができるだけではなく、人間性も重要になります。
どんなに仕事ができても、部下の気持ちが理解できない、理解しようともしない、考えようともしないマネージャーでは尊敬されることはありません。
私が考えるマネージャーとして必要な要素はこちらです。
◆ 誠実であること
◆ 謙虚であること
◆ 部下の立場になり考えることができること
◆ 決断力があること
◆ しっかりした価値観を持っていること
ポイント
その人の立場や環境によって理想のマネージャー像は変わっていくと思いますが、現状に満足せずに自分が思い描く理想のマネージャーへと近づいていける努力を重ねていきましょう。
努力を怠らなければ必ず最高のマネージャーになれるはずです。
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ポイント④ 主体的な部下の育成
マネジメントをする上で悩みに必ず上がるのが部下の育成です。
新たなマネージャーを育成することが現マネージャーの大きな仕事の一つでもあります。ですが、働いている部下の全てが上を目指しているわけではありません。各々家庭環境などにより、一般社員で現状維持を望んでいる人もいます。
私が以前いた店舗でも「給料が少しずつでも上がればいい」というスタッフや「家庭を優先したいので現状のままでいい」というスタッフもいました。
ポイント
人それぞれ仕事に対する考え方やモチベーションがあり、マネージャーはそこを活かして店舗運営を行うことが大切です。現時点で上を目指す気持ちがなくても、この先自身の環境が変われば気持ちが変わる可能性も十分あります。
そこで私は
とテーマを決めて実行しました。
主体性のある部下が増えることで店舗のレベルは必ず上がります。それが顧客満足にも繋がり、結果的には予算達成へと繋がっていくのです。
主体性のある部下に育てる方法についてはこちらの記事で詳しくお伝えています!
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まとめ
今回は「マネジメント能力を上げて高い評価を得るために大切なこと」についてお伝えしました。
マネジメントと聞くと「大変そうだ」「自分にはできない」と思う人もいますが、最初は新入社員で入ってそこから役職がつき、一人二人と部下ができて、自分のことだけではなく周囲のことも考えて動かなければいけない環境になります。
この先あなたが出世していくためには個人のスキルはもちろん、いかに多くの人をマネジメントして会社に貢献できる利益を出せるのかが問われます。
マネジメント能力を上げることは自社からの評価だけではなく、社会的な評価も上げることに繋がるということを理解しておきましょう。
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。