あなたは現状よりもスキルアップしたいと考えていますか?
社内の研修制度があればそこで学んだり、資格を取るのであれば通信教育や独学で学習したりと、様々な方法がありますよね。
忙しくて中々時間が取れないという人は、空き時間に本を読んで知識を増やすこともできます。
スキルアップを考えて知識を得る際に必要となるのが「暗記力」です。
暗記しないと資格試験も合格できませんし、覚えた知識を仕事で使う場合もすぐに思い出すことができません。
という人も多いのではないでしょうか。
スムーズに暗記ができるようになれば、資格、検定などのテキストや問題集も時間をかけずに学習することができます。
そこで今回は、スキルアップをする上で欠かせない「暗記のコツ」についてお伝えします。コツが分かれば短時間でスキルを上げることができますので是非とも最後までご覧ください!
①暗記が得意な人・苦手な人
暗記が得意な人は楽しみながら覚えるということをしています。そのためには良いイメージを持つことが大切です。
例えばあなたが資格テキストの暗記を行うとします。その際にはただ暗記をするだけではなく、「資格に合格してスキルアップした自分」を想像しながら暗記に取り組んでください。
という人は直近のことでもかまいません。
◆「この資格試験の暗記をすることで、自分の中の知識量が増えて合格に近づいていく!」
◆「この資格試験の暗記をすることで、目標に向かって前に進むことができる!」
◆「この資格試験の暗記をすることで、自分に自信が持てるようになる!」
など、ポジティブな自分をイメージすることで楽しみながら暗記ができます。
暗記が得意な人は集中力が高いです。
暗記中は集中力が増しているので、他の雑音が気にならず、徹底して一つのことをやり通すことができます。
暗記が苦手な人は、最初から「覚えることが難しい」と思い込んでしまっています。
ネガティブな思考というのはやる気を失わせ、意気込んで暗記に取り組んでも短時間で諦めてしまいがちです。
その結果
と自暴自棄になり、暗記に対しての苦手意識がより強くなってしまいます。
そうやって途中で諦めてしまう人の多くは、完璧に覚えようとしている場合が多いです。
ポイント
10個のワードを覚えようとして最初から完璧を目指していくと、10個目のワードにたどり着く前に疲れてしまいます。
まずは暗記への苦手意識を無くすために、8割程度の暗記を繰り返して、楽しみながら少しずつ自信をつけていくことをおすすめします。
本から知識を得てスキルを上げる方法もありますが、読み終えても全く記憶に残ってないと意味がありません。こちらの記事では本が苦手な人でも効率良く読むための方法についてお伝えしています!
②暗記のコツとは?
ここからは「暗記のコツ」についてお伝えします。コツが分かれば短時間で暗記をすることも可能となり、精神的にも余裕がでます。
覚える回数を増やす
一度で覚えることができる人は少ないです。
まずは、暗記の回数を増やすことに意識を向けましょう。
例えば、マネージャーに必要なスキルといわれているワードがあります。
マネージャーに必要なスキル
- アセスメントスキル
- コーチングスキル
- アカウンタビリティスキル
普段聞きなれない言葉だと中々頭に入ってきませんよね。この言葉に慣れるためにも繰り返して覚えることが大切です。
短時間で多く繰り返すことで記憶が定着します。
楽しんで感情に残す
あなたは本を読んでいて、知らない言葉が出てきたらどうしますか?おそらく検索して調べるという人が多いのではないでしょうか。
その時
と知らない言葉を理解できると、少しテンションが上がりませんか?
知らない言葉を理解できた時の感動や喜びが、あなたの記憶力を高めてくれます。
ポイント
感動したことや激怒したことなど、感情が刺激された時のことは記憶に残りやすいと言われており、そこを意識することがポイントです。
上記のマネージャーに必要なスキルの一つ「アセスメントスキル」について調べます。
メモ アセスメントスキルとは、メンバーの能力を的確に把握するスキルのこと。
これを一つの文章として覚えるのではなく
とポジティブに考えて
と、さらに先のことまでイメージを持ち、自分の感情に訴えかけるような覚え方をすれば記憶に残りやすくなります。
ただ文章を記憶するだけではなく、内容も理解して暗記することが大切です。
覚えるよりも思い出すを重視
暗記が苦手な人は一つのワードを覚える時間が長く、次のワードを覚えようとする頃には、最初に覚えた記憶が曖昧になっています。
ポイント
暗記において大切なことは「覚える」ことよりも「思い出す」ことです。
一つのワードを完璧に覚えようとするのではなく、8割くらい覚えたらすぐに思い出すという作業に切り替えましょう。
「覚える時間は短くして、思い出すことには時間をかける」ということを強く意識してください。
短時間で覚えて、すぐに思い出すという作業を繰り返すことで記憶が定着していきます。
視覚・聴覚・触覚を使う
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)をフルに活用した方が記憶しやすくなります。
その中でも特に使うのが「視覚」と「聴覚」です。
覚えたいワードを目で見て声に出すことで「視覚」「聴覚」を刺激して覚えやすくなります。
さらにノートに書くという「触覚」を使うと効果的ではありますが、その分時間がかかるというデメリットもあります。
ポイント
最初の段階は「視覚」「聴覚」だけを使い、短時間で繰り返すことに専念して、完全に覚えたかどうかを確認する時に「触覚」を使ったアウトプットをしてみるのが効率の良いやり方です。
休憩時間を取る
効率の良い学習をする際は休憩時間が必要ですが、暗記学習の時も休憩は必ず取りましょう。
学習時間を1時間に設定して、その時間は集中して暗記をします。何も考えずがむしゃらに学習するよりも、ちゃんと時間設定をすることで集中力が高まり、暗記も捗ります。
1時間経ったら10分間休憩しましょう。学習にメリハリをつけることで、苦痛を感じることなく楽しみながら暗記ができるはずです。
こちらの本では、短時間に効率良く暗記するコツが書いてあるので興味があればご覧ください!
③暗記のコツでオススメの方法
ここでは、具体的な暗記方法についてお伝えします。
ステップ法
「進んだら戻る」という暗記法です。
上記のマネージャーに必要なスキル
1.アセスメントスキル
2.コーチングスキル
3.アカウンタビリティスキル
こちらを覚える際に、まず「1.アセスメントスキル」から暗記します。
覚えたら「2.コーチングスキル」を暗記します。
そうしたら再び「1.アセスメントスキル」に戻って覚えます。
分かりやすく数字で書くと
【1→2、1→2→3、1→2→3→4・・・・】
という風に、一つ覚えたら最初に戻り、それを繰り返して覚えるという暗記法です。繰り返す回数を増やすことで記憶の定着を図ります。
ステップ法のコツは、一つ一つを覚えるのに時間をかけず、短時間で一回でも多く繰り返すことが大切です。
ホールド法
「覚えたら15秒間待つ」という暗記法です。
記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があります。
◆ 脳が必要ないと判断したもの → 短期記憶
◆ 脳が必要であると判断したもの → 長期記憶
暗記する際は、短期記憶を長期記憶に変えることで、覚えたことを脳に定着させることができるのです。 脳の作業記憶は15秒しか持続せず、この15秒間で短期記憶から長期記憶に切り替わると言われています。
ホールド法のコツは、覚えたものを記憶して15秒間待ちます。その後、発音したりノートに書いたりしてアウトプットしましょう。
毎回、この15秒という間隔を使うことで、短期記憶から長期記憶へと変え、記憶の定着を図ります。
こちらの記事では「スキマ時間を有効に使って覚える暗記法」についてお伝えしていますので、合わせてご覧ください! 続きを見る確実に暗記する方法とは?【スキマ時間を有効活用】
まとめ
今回は、スキルアップをする上で欠かせない「暗記のコツ」についてお伝えしました。
スキルアップを考えている人は、知識を増やして自分のものにしていく必要があります。
通信講座やセミナー、参考書を使った独学など、どんなにお金や時間をかけて学習しても、記憶に残らなければ実戦では役に立ちません。
という人がいますが、その中には読むだけで満足している人もいるのです。
本から学ぶことはたくさんあり、新たな知識を増やせますが、一回読んだだけでは記憶に定着していません。
これから学習するにあたって「記憶に定着させるための暗記」を意識して行うと、スキルアップできていることが実感できるのではないでしょうか。
是非とも「暗記力」をつけて、さらなる高みを目指していきましょう!
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。