あなたの周りに仕事ができない人はいますか?
「この人、仕事ができないなぁ」と思う時はどのような場面ですか?
周りから仕事ができないと思われている本人は「自分は仕事ができない」とは思っていないケースが多いです。
もし自覚がないまま、いつも通りの仕事をしているなら危険です。
周囲の評価も低いままで、期待されずに時間だけが進みます。
評価が得られなければ昇進も難しくなり、自分の生活環境も楽にはなりません。
そこで今回は「仕事ができない人の特徴と10の解決法」についてお伝えします。
仕事ができない人の特徴
ここでは仕事ができない人の10個の特徴についてお伝えします。
もし自分に当てはまるものがあれば、今後どのように気をつけていくべきかを考えてみてください。
①いつまで経っても結果が出せない
どの仕事においても最終的には結果を求められますが、仕事ができない人は「結果を出す」という意識が低いです。
中々結果がでない日々が続くと、普通であれば上司に相談したり、残業してでも仕事量を増やしたりと、なりふりかまわず行動を起こしますが、仕事ができない人はそれが全くありません。
注意ポイント
常にマイペースなので「結果を出そう」という強い気持ちも感じられず、周りからやる気がないように思われます。
②同じミスを何度も繰り返す
ミスは誰にでもありますが、仕事ができない人は同じミスを何度も繰り返します。
その時に注意されて「次からは気をつけます」と言ったにもかかわらず、また同じミスをしてしまうのです。
私のスタッフでも同じミスを繰り返す人がいたので
と聞いてみると
という答えでした。
仕事ができない人はミスをした時に
▪️なぜミスが起きてしまったのか?
▪️次から同じミスをしないためにはどうすればいいのか?
ということを考えていません。
だから同じミスを何度も繰り返します。
◉こちらの記事では、ミスを隠す人の心理についてお伝えしています。
ミスを隠す人の心理と対処法
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③仕事のスピードが遅い
マイペースで仕事をするため、同じ仕事量でも周りと差がついてしまいます。
基本的に「ひとつの仕事を早く終わらせて次の仕事に取り組もう」という意識がありません。
注意ポイント
時短するための効率化を考えようとしないので毎回仕事のスピードも遅く、周りからの評価も上がないというケースが多いです。
④謝るよりも先に言い訳がくる
自分がミスをしていることは分かっているのに、怒られることを回避しようとして言い訳をします。
注意ポイント 言い訳することで自分の「評価が下がる」「信頼をなくす」ということまで考えていません。
とにかくその場を早く逃れたいという気持ちが先行して、まず第一声が言い訳という形になってしまっています。
⑤実力とプライドが釣り合っていない
プライドが高いので「仕事ができていない」という現実を受け止めきれず発言だけが大きくなってしまっています。
注意ポイント
自分は仕事ができるというプライドがあるので仕事の取り組み方は積極的なのですが、誰よりも時間がかかったり、ミスがあったりと結果がついてきません。
⑥報連相(報告・連絡・相談)ができない
頼まれていた仕事を終えた瞬間、自分の中で完結してしまっており、報告をしようという考えにはなっていません。
と頼まれていても忘れることがあります。
自分が連絡をしないことで、周囲にどれくらい迷惑がかかるのかを分かっていません。
⑦数字に弱い
仕事をしていると業績の報告をすることがありますが、仕事ができない人は数字に弱いため、簡単な計算ミスが多いです。
しかも日頃から、数字をもとに考えて行動するということをしていないので、体感での報告が中心で、数字による具体的な業績報告を苦手とする傾向にあります。
注意ポイント
数字による戦略も立てられないので計画表も根拠がなく、高い評価を得ることができません。
⑧具体的な指示がないと行動できない
自分が経験したことある仕事内容であれば、やるべきことは分かっているので積極的に行動しますが、普段から自分で考えて行動をしていないので、自分が経験したことがない仕事に関しては具体的な指示がないと動けません。
自ら考えて新しいことに取り組もうという発想がないのです。
⑨報告書類など提出期限を守れない
「◯月◯日までに提出」と言われていても忘れてしまっており、忘れないようにするための対策もされていないケースと、「少しくらいなら提出期限を過ぎても大丈夫だろう」と勝手に思い込み、期限を守れないケースがあります。
注意ポイント
どちらにしても提出期限を守らないことで相手に迷惑がかかるということまで考えきれていない状態です。
⑩仕事へのやる気が感じられない
上記でお伝えしてきたような行動を取っていれば、周囲からやる気がないと思われて当然です。
仕事ができない人の中には、自分が原因で注意されているにもかかわらず、開き直ってやる気のなさを全面に出している人もいます。
仕事ができない人の「10の解決法」
仕事ができない人でも意識を変えて行動することで、ミスをなくしてスキルを上げていくことは可能です。
ここでは上記でお伝えした「仕事ができない人10の特徴」に対して「10の解決法」をお伝えします。
①結果が出るまでPDCAサイクルを行う
「Plan(計画)」
「Do(実行)」
「Check(評価)」
「Action(改善)」
どのような小さな事でもいいので、まずは計画を立てましょう。その計画に基づいて行動してください。
自分のその行動に対して「良かった点」「悪かった点」を書き出しましょう。
次回も同じ行動をする時に「良かった点」はそのまま維持して「悪かった点」を良くするための改善策を考えてください。
これを結果が出るまで繰り返します。
最初に立てる計画はハードルを下げてください。いきなり高い目標計画を立てても挫折してしまいます。
ポイント
大切なことは、自分の行動に対して客観的に振り返り、次にもっとよくしていくための策を考えることです。
◉こちらの記事では実際に婚活パーティーを成功させるために考えた「PDAC」の使い方をお伝えしています!「PDAC」のイメージをつかみたい人はご覧ください!
②ミスをするたびに自分にノルマを課す
ミスを繰り返す人は危機感が足りておらず、また謝ればいいという軽い気持ちから、同じミスを繰り返します。
ミスをするたびに自分が負担に感じるノルマを課してください。
例えば「ミスをしたら、今後同じミスをしないための方法を10個書いて上司に提出する」など。
③一つ一つの仕事に目標タイムを設定する
まずは、いつも行っている業務一つ一つの仕事始めから終わるまでのタイムを計測します。
そのタイムを元に、それよりも早く終わる目標タイムを設定しましょう。
ポイント
明確にタイムを決めることにより「早く終わらせないといけない」という意識が働くので業務スピードが上がります。
◉こちらの記事では「仕事を早く終わらせるための取り組み方」についてお伝えしています!
④言い訳することでのデメリットを頭に叩き込む
上記でもお伝えしましたが、周囲の信頼をなくすとことがどれほど深刻なことなのかを考えてみましょう。
自分が仕事のことで困った時の状況を想像してみてください。普段から言い訳ばかりしておいて、いざ自分が困った時だけ助けを求めても誰も助けてはくれません。
注意ポイント
日頃から言い訳する回数が増えるたびに、その分自分自身を追い込んでいるという意識を持ちましょう。
◉こちらの記事では「言い訳することでのデメリット」についてお伝えしています!
言い訳が多い人の特徴とデメリット
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⑤現実を受け入れるために自分のできていないところをノートに書き出す
プライドを持つことは大切だと思いますが、現実は受け入れるべきです。
「仕事ができていない」ということを気づいていない人よりも、そこに気づいている人の方が早めの対策が打てます。
対策が打てるということは、これからいい方向に変わることができるということです。
ポイント まずはノートに、一週間を通しての仕事内容を細かく書いて、そこから自分のできていないところを書き出してください。そうすれば現状の問題点が分かります。
本来ならば職場の上司や詳しい同僚にやり方を聞く方がいいのですが、プライドが邪魔をするのであれば、ネットや本などから知識を得て自分の力でできるようになりましょう。
⑥どんなに細かいことでも常に報告する癖をつける
あなたがどのような仕事に取り組んだのかを上司に報告することで、上司も仕事内容を把握でき、その上で指示やアドバイスができます。
頼まれた仕事の完了報告は絶対に必要ですし、自分で積極的に取り組んだ仕事の報告もしてください。
報告、連絡、相談に関しては
という様な勝手な判断はやめましょう。
注意ポイント あなたのその勝手な判断により社内で困る人が出る可能性もありますし、取引先や顧客様へのミスに繋がると大きな損失になる恐れもあります。
どんなに細かいことでも常に報告する癖をつけるようにしてください。
⑦出勤時と退社前に数字の確認をする
これから毎日、その日の予算、実績、累計実績確認と、去年の累計実績に対して今年の累計実績がどれくらいなのかを出勤時と退社前に必ず確認してください。
数字に弱い人はとにかく慣れるしかありません。苦手意識を持ったまま放っておいても自分の評価を下げるだけです。
今年と去年の実績を比較して、現在が去年よりどのくらいプラスなのかマイナスなのかを把握するようにしましょう。まずは数字に慣れることが大切です。
予算比や前年比の計算式が分からない人はGoogleで検索してください。
自分で何でも調べることで頭に入ってきやすくなるのでおすすめです。
⑧自分から積極的に仕事を探す
仕事の指示を待っているだけの状態というのは頭を使っていません。
指示待ち人間にならないためにも、いつもと違う視点から仕事を探してみましょう。
探すのが難しいという人は、自分がいつも行っている仕事を少しでも早く終わらせるためにはどうすればいいのかを考えてみてください。
ポイント
とにかく仕事に対して考えるという行為を続ける事で、新たな発見もあり、自ら仕事を見つけて率先してできるようになります。そこにいくまでは、常に考えて行動することをやめないでください。
⑨提出期限の設定を一週間前にして行動する
決められた期限までに提出しなければいけないものがあるのなら、その期限から一週間前には終わらせられるような計画を立てて実行してください。
一週間前の設定にする理由は急な体調不良など、精神的ではなく肉体的にきつい場合に備えてです。
ポイント
提出期限から一週間前に終わらせることができていれば、その後の見直しも余裕をもって行えますし、イージーミスの発見にも繋がります。
⑩自分の将来へのスキルアップと考えて、今を全力で取り組む
上記でお伝えしてきた内容を意識して行動すれば必ず結果はついてきます。そしてあなたの頑張りは周りにも伝わり、信頼関係が生まれるのです。
結果が出るまでは苦しい状況が続くかもしれませんが
と前向きに捉えてください。
スキルを上げて周囲の評価を「仕事ができない人」から「仕事ができる人」へと変えていきましょう!
◉こちらの記事では「仕事ができる人の特徴」についてお伝えしています!
「仕事ができない人」から「仕事ができる人」になるために
意識が変われば行動が変わります!
毎日の仕事も、意識を変えて取り組むことで気づけることがたくさんあります。
例えば毎日のように行なっている事務作業ですが、意識を変えることで
という考えに至ります。
そうすれば、自分で色々と考えて計算を早く終わらせる方法を見つけることができるかもしれませんし、いい案がでなければ、本やネットから解決できる方法を探し出すでしょう。
と思った人は、日頃から仕事に対しての意識が高いと思います。
ですが、仕事ができない人はその意識が低いのです。だから次の行動も起こさず、周囲から仕事ができない人と判断されながら働いているのです。
ポイント 仕事ができない人でも意識を変えれば必ずいい方向に進みます。いきなり仕事ができる人になれるわけではありませんが、これまでできなかったことが一つずつできるようになることで周囲の見る目も変わってくるはずです。
まずは「仕事に対する意識」を変えてください。
これまで当たり前の様にやってきたことでも、意識を変えて取り組むことで改善点が見つかるかもしれません。
意識を変えて、行動を起こし、小さな成功体験を積むことで自信がつきます。
是非とも「仕事ができる人」になってください!
数字がすべてではない。ただ、数字を無視して成長した人は誰1人としていない。7年で3000社以上が導入した「いま、もっとも人を成長させるマネジメント法」の識学。そのエッセンスの中から「伸びる人」に共通する考え方の「型」を紹介。
まとめ
今回は「仕事ができない人の特徴と10の解決法」についてお伝えしました。
仕事ができない人の特徴
①いつまで経っても結果が出せない
②同じミスを何度も繰り返す
③仕事のスピードが遅い
④謝るよりも先に言い訳がくる
⑤実力とプライドが釣り合っていない
⑥報連相(報告・連絡・相談)ができない
⑦数字に弱い
⑧具体的な指示がないと行動できない
⑨報告書類など提出期限を守れない
⑩仕事へのやる気が感じられない
仕事ができない人の「10の解決法」 ①結果が出るまでPDCAサイクルを行う ②ミスをするたびに自分にノルマを課す ③一つ一つの仕事に目標タイムを設定する ④言い訳することでのデメリットを頭に叩き込む ⑤現実を受け入れるために自分のできていないところをノートに書き出す ⑥どんなに細かいことでも常に報告する癖をつける ⑦出勤時と退社前に数字の確認をする ⑧自分から積極的に仕事を探す ⑨提出期限の設定を一週間前にして行動する ⑩自分の将来へのスキルアップと考えて、今を全力で取り組む
仕事ができない人の特徴の中で、自分に当てはまるものがあれば「10の解決法」を参考にしていただき、行動に移してみてください。
上記でもお伝えしましたが「仕事に対する意識を変える」ことが重要です。
意識が変われば行動が変わり、行動が変わることであなたに対する周囲の見る目も変わってきます。
「仕事ができる人」になって自分自身の評価を上げていきましょう!
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。