皆さんは仕事で起きたことを上司に伝える際、うまく話せていますか?
長い時間かけて伝えたにも関わらず、急いで話したいという気持ちが空回りして

と振り出しに戻るような質問をされた経験はありませんか?
このような話し方は双方にとってメリットがありません。
ですが【論理的な話し方】を身につければ、仕事ができる人間と評価され、周囲からの信頼も厚くなります。
そこで今回は【論理的な話し方を身につける方法】についてお伝えします。
①論理的とは?
論理的とは【自分の伝えたいことをゴールに向かって、道筋を立てながら明確に伝えること】です。
自分の話し方を振り返ってみてどうですか?
道筋を立てて、ちゃんとゴールにたどり着けていますか?
論理的ではない話し方をしている人の特徴は
「話が途中で脱線してしまい、一貫性がない」
「勢いで話してしまい、最後の結論までたどりつかない」
「感情が優先してしまい、冷静な話ができない」
などです。
当てはまる方がいたら、これから改善していきましょう。
実際の経験としてあったことですが、部下がお客様からのクレームを受けた際、上司である私に報告があるのですが、内容がまとまっていないことがありました。

起こった内容をそのまま時系列で伝えようとした結果、聞き手のことを考えていない一方的な話し方になっています。
注意
焦っていたり、感情的になっている時に起こりやすい話し方ですので、注意が必要です。
ここで論理的な話し方ができれば、もっと短時間で分かりやすく伝えることができます。
こちらでは話を伝えるためのコツについてお伝えしていますので、合わせてご覧下さい。
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②論理的に話す方法
こちらでは論理的に話すための具体的な方法をお伝えします。
〈結論から話す〉
基本的には【結論から話す】ことを意識することです。そのために、まずは自分が伝えようとしている内容を一度整理しましょう。
その際に5W1Hで考えるのがおすすめです。
・Who(だれが)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(なにを)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
5W1Hをベースに文章を構成することで、伝えたい情報が明確になり整理できますし、結論から伝えやすくなります。
結論から話すための意識を高めるには、自分のことだけではなく周りの人の話し方にも注意を払いましょう。
特に、できる先輩や上司の話し方を聞いて「結論から話しているのか?」ということに意識を向けることで、自分が話す時にも【結論から話す】ということが意識できるようになってきます。
〈根拠を話す〉
その結論に至る根拠を明確に伝えることも重要です。
論理的とは【道筋を立てながら明確に伝えること】ですので、結論ははっきりしていても根拠が不十分だと話の信憑性に欠けます。
ポイント
根拠を話す際は曖昧な表現は避けて、はっきりとした口調で言い切るようにしましょう。
根拠がはっきりしていると、その根拠から導き出された結論の説得力が増します。
〈根拠の数を3つに絞る〉
結論から話して「根拠は3つあります」と最初に伝えましょう。
はじめに3つと伝えることで、相手は集中力を切らさず聞くことに専念できます。
では、なぜ【3つ】がいいのか?
それは、1つ、2つだと「それだけ?」という印象を与えてしまいます。
4つ、5つだと「そんなにあるの?」と長い印象を与えてしまい、途中で集中力が切れてしまいます。
3つという数字が少なすぎず、多すぎず、丁度良い数なのです。
ポイント
プレゼンなどでもよく使われていますが、根拠や理由を3つのポイントに分けて伝えることを心がけるようにしましょう。
〈具体的に話す〉
話す内容は具体的であればあるほど聞く方もイメージしやすくなります。
そのためには「数字で表す」「予測を立てる」など、相手が頭の中でイメージしやすくなるような話し方を意識しましょう。
〈自分の考えと事実は分けて話す〉
自分の考えを述べる際に、それがあたかも事実のように話す人がいますが、そうしてしまうと話が繋がらなくなります。
実際の結果に対してあなたが検証し、その上で考えを述べることで、聞いている方も分かりやすくなります。
事実は事実として伝えるようにしましょう。
仕事での会話よりも女性との会話が苦手という方はこちらの記事をご覧下さい。
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対象年齢は10歳から120歳まで。必要なのは小学4年生までの算数の知識だけ。頭をつかう珠玉の問題が勢ぞろいで、楽しくてハマる人が多いオススメの本です。こちらは誰でも楽しく論理的思考力を身につけられるドリルです!興味がある方は読んでみて下さい!
③論理的に話すメリット
こちらでは論理的に話すことでのメリットをお伝えします。
〈理解してもらえる〉
結論から話してその結論に至る根拠を説明し、まとめを伝えることで、一貫して話の道筋ができているので理解してもらいやすくなります。
部下に説明する時に気をつけることが「理解してもらって初めて行動に結びつく」ということです。
部下が理解できていないまま仕事に取り組んでもらっても、効率は上がらず部下の成長にも繋がりません。
〈説得力がある〉
話の道筋がちゃんとできており、一貫性があって矛盾点がないので説得力があります。
結論からから話して3つの根拠についての解説をするという流れは、聞いている方も頭の中で順を追って整理できるので理解しやすいです。
余計な言葉がないので、途中で混乱することもなく、聞いてる方も安心できる伝え方となります。
〈時短になる〉
ムダな内容を省き、シンプルに伝えることで相手も一回の話で理解できます。
そうすることでもう一度聞き直したり、うまく伝わっていないということがなくなり、極力短い時間で相手とのやり取りを終えることができるのです。
〈コミュニケーション力が上がる〉
論理的に話すことにより、こちらの伝えたいことがシンプルに相手に届くので誤解を招くことがなくなります。
ポイント
誰に対しても話の内容が分かりやすく伝われば、自分の考えに対して相手も共感したり、違う視点での意見があってもやり取りが簡潔に行えるのです。
結果的に誰とでもスムーズにコミュニケーションが取れるようになります。
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まとめ
今回は【論理的な話し方を身につける方法】についてお伝えしました。
改めて流れをお伝えしますと
【結論から話す】→【根拠を話す(3つに絞る)】→【まとめ】
これだけです。
まずは、結論から話すクセをつけましょう。上司に何か報告をする度に「結論から申しますと…」と伝えるだけで上司の反応も変わってきますよ!
話し方一つで、あなたの評価、周りとのコミュニケーションの取り方、仕事の効率など、たくさんのことに影響を与えることができます。
今回の記事をきっかけに【論理的な話し方】を身につけれるように取り組んでみて下さい!