あなたは仕事でイライラすることがあった時にどのような対応をしますか?
自分では冷静に対処しているつもりでも、周りからみると、イラっとしていることが表情から読み取られている場合もあります。
仕事でイライラすることはあると思いますが、そのような場面に遭遇した時の対処の仕方によっては、周りからの評価を上げることにも繋がるという考えも頭に入れておいてください。
そこで今回は「仕事でイライラする4つの原因」と「仕事でイライラした時の5つの対策」についてお伝えします。
最近、イライラすることが多いと感じている方は是非とも参考にされてみてください。
仕事でイライラする4つの原因
「仕事でイライラする原因とは何なのか?」
まずは原因を把握できていないと対策が打てません。
そこでここからは「仕事でイライラする原因」ついてお伝えしていきます。
①周りとの人間関係
あなたの職場にも「上司」「同僚」「部下」がいると思いますが、イライラの原因がこれらの人たちの言動によるケースは多く見受けられます。
それぞれイライラさせる特徴をお伝えします。
イライラさせる上司の特徴
・上から目線で部下の言い分を聞こうとしない
・指示出しだけをして自分は行動しない
・自分のミスを部下のせいにする
イライラさせる同僚の特徴
・同じ立場なのに偉そうに話してくる
・自分の自慢話が多い
・周囲に対する愚痴が多い
イライラさせる部下の特徴
・自分で考えようとせず何でも聞いてくる
・同じミスを何度も繰り返す
・不平不満を口に出して言う
このような人たちがいる中で良好な人間関係を築くのは大変です。
ポイント
相手を変えることは難しいので、いかに自分をコントロールしてイライラしない方法を見つけるかが重要になってきます。
②仕事量が多い
仕事の量が多すぎて、何から手をつければいいのか分からない状態ではイライラしやすくなります。
注意ポイント イライラしている状態だと、仕事量が多くなった理由が自分のせいだとしても素直に受け止めることができません。
仕事を頼んできた上司や会社のせいにして感情を爆発させます。
このようにイライラした状態だと冷静な判断ができないので注意が必要です。
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仕事を早く終わらせるコツ!【3つの取り組み方で残業をなくす】
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③仕事環境
「休みが少ない」「残業が多い」など仕事環境が悪いとイライラしてしまう傾向にあります。
このような状況ではプライベートな時間も取りにくく、仕事のオンオフを切り替えることが難しいです。
イライラすることが増えた結果、ストレスが溜まって体調面、精神面にも悪影響が出やすくなります。
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④自己中心的な思い込み
上記でお伝えした「周りとの人間関係」「仕事量が多い」「仕事環境」などきつい状況が重なると
と自己中心的な思い込みからイライラしてしまうことがあります。
この状態では周りが見えておらず
と思い込んでおり、
怒りの矛先の持っていき方も分からないので、常にイライラしている状態です。
仕事でイライラするデメリット
仕事でイライラすることでのデメリットはたくさんあります。ここではよくあるデメリットについてお伝えしていきます。
ミスが増える
イライラするとミスが増えます。その理由としては以下の通りです。
冷静な判断ができない
イライラした状態は感情が昂っていますので冷静な判断ができません。
このような状態の時に判断することは避けた方が賢明です。仮に判断したとしても、その場しのぎでしかないのでいい結果は生まれません。
集中できない
イライラした状態は集中力を欠くので、いつもは当たり前のようにできていた業務でさえミスをする可能性が出てきます。
ミスの大きさによっては、それを修正するために周りの人の力や多大なる時間をかける必要もあり、会社にとってもあなたのイライラがデメリットになる恐れがあります。
効率が悪い
上記でもお伝えしたように、イライラした状態ではミスが起こりやすく、その起きたミスに対して必ず後からフォローしていかなければなりません。
そのミスがなければ30分で終わった業務も、ミスすることでトータル60分かかってしまえば、単純に無駄な時間が増え、非常に効率が悪くなります。
人間関係が悪化する
イライラしている時は怒りの感情が強くなります。自分自身はそれを表には出さないようにしているつもりでも、周りから見るとすぐに分かります。
相手はあなたがイライラしている状態だと分かっていても、仕事をする上での伝達事項やコミュニケーションは取らなければならないので話しかけます。
注意ポイント ですがイライラしている時は精神的にも余裕がないので、話しかけてきた相手に対して冷めた対応や、下手すると強い口調で意見をぶつけることもあり、大変危険です。
そのような対応を取られたら相手もいい気持ちにはなりません。このようなことが何度も繰り返されると人間関係が悪化します。
評価を下げる
仕事でイライラすることは誰にでもありますが、だからと言って「イライラするのはしょうがない」という開き直りはやめましょう。
そのような態度はあなたの評価を下げることになります。
注意ポイント
上司、同僚、部下からの評価が下がることで信頼関係も崩れ、自分自身を仕事がやりにくい環境へと追い込むことにもなります。
ストレス増加
イライラするとストレスは増加します。そうすると自律神経が乱れ、耳鳴りやめまい、頭痛に吐き気など体調面でもきつくなり、仕事にも支障をきたすようになります。
◉こちらの記事では、おすすめのストレス解消法についてお伝えしています!
ストレス解消するための4つの方法
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結局仕事でイライラすることの一番のデメリットは、上記でお伝えしたことを繰り返してこの悪循環から抜け出せなくなった結果、最終的には自分を苦しめることになるということです。
《仕事でイライラする》→《ミスが増える》→《人間関係が悪化する》→《評価が下がる》→《ストレス増加》→《自分を苦しめる》
仕事でイライラした時の5つの対策
仕事でイライラすることでのデメリットをお伝えしましたが、そうならならいための対策をしっかり行えば大丈夫です。
こちらではその対策についてお伝えしていきます。
①自分をコントロールする
仕事でイライラしている時は「仕事モードの自分」と「プライベートの自分」に分けてみてください。
例えば上司から無茶な仕事量を振られた時に「プライベートの自分」なら
と答えるとします。
一方で「仕事モードの自分」なら
と冷静な判断をしようという考えに至ります。
ポイント
このように「プライベートな自分」「仕事モードの自分」に分ける癖をつけることで、客観的に自分をみることができ、イライラでの失敗を防ぐことが狙いです。
②常に謙虚でいる
な日頃から謙虚でいることを心がけてください。特に仕事での立場が上になるにつれて、謙虚さが薄れていく人もいますが、立場が上になっても謙虚でいることが周囲からの信頼を得ます。
仕事でイライラしている時ほど「謙虚でいる」ことを意識しましょう。
ですが最初は難しいと思います。ですのでイライラすることがあったら、役者になったつもりで「謙虚な自分」を演じてください。
これを繰り返すうちに、謙虚でいることの大切さが分かり、イライラをきっかけに周囲との人間関係が悪化することを防ぐこともできます。
③最悪な未来を想像する
イライラしている時はネガティブ思考になりやすいのですが、そこを究極的なネガティブ思考にして、最悪な未来を想像するようにしてください。
例えば、仕事量が多すぎてイライラした時には最悪な未来を想像して
というような最悪なイメージを抱くことで、イライラする気持ちをコントロールできるようになります。
④世界に目を向ける
イライラしている時はネガティブな感情になり、自分だけが苦しいと思いがちですが、世界中にはあなたよりも過酷な環境で頑張っている人が山ほどいます。
そういう人たちのことを知っていれば、自分が仕事でイライラして大変な状況にあっても「他の大変な人たちに比べればこれくらい大したことない」と気持ちを切り替えることができるはずです。
ポイント 日頃から情報収集には意識を向けて、同じ職業で頑張っている人や成功した人の話をインプットしておく癖をつけましょう。
⑤リラックスするためのルーティン
イライラした状態からどのように気持ちを切り替えていけるかがポイントになります。
そのためには、日頃からイライラしたらリラックスするためのルーティンを決めておくのがおすすめです。
その時のコツとしては、できるだけルーティンを複雑にしてください。そうすれば「これだけのことを毎回やっているからリラックスすることができる」と脳に記憶されるのでイライラを軽減することができます。
カフェでブレンドコーヒー(ホット)をブラックで頼み、同時にクッキーを3枚購入。クッキー1枚を10分かけてゆっくり食べるようにして、30分かけて全部食べ終わる。
ルーティンが複雑な方が、毎回それを試した時に効果があると信じ込みやすくなるので、複雑なルーティンはおすすめです。
◉こちらの記事では「部下にイライラする」人に向けての対処法をお伝えしています!
部下にイライラする人が明日から使える5つの対処法!
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まとめ
今回は「仕事でイライラする4つの原因」と「仕事でイライラした時の5つの対策」についてお伝えしました。
仕事をしていれば必ずイライラすることはあります。
イライラすることが起きたら、それに対して怒りの感情を爆発させるということは社会人としてマイナスです。
怒りは何も生み出さず、周囲との人間関係を悪化させます。
今回の記事では「仕事でイライラした時の5つの対策」をお伝えしていますので、自分でも試せそうなものは参考にしてみてください!
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。