部下とうまくいかないのはなぜか?【いい関係を築くための考え方】

 

私も長いこと店長をやってきて、部下とうまくいかずに悩んだことは何百回とありました。

基本的には、店長は部下を選べず、部下も店長を選べません。

だからこそ今一緒に働いてるメンバーでうまくやっていけるようにしなければならないのですが、部下とうまくいってない時はそのような考えを持つ余裕もなく、私と部下との間には深い溝ができていました。

そのような大変な思いをしながらもたくさんの部下と知り合えて、今は良い関係性を築けています。

 

そこで今回は「部下とうまくいかないのはなぜか?」ということをテーマに掲げ、私の経験談から「部下といい関係を築くための考え方」についてお伝えできればと思いますので、よければ最後までご覧ください。

 



 

部下とうまくいかない理由

IMG_6565.jpeg

私が部下とうまくいかなかった理由はすばり「見返りを求めていた」ことだと感じています。

 

誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰る

接客も積極的に行い、自分で売上を作る

部下の休み希望通りのシフト作成

 

当時の私は部下の前で表面上はいい店長を演じていましてが、内心は

リュウ
俺もこれだけ頑張ってるんだから、みんなももっと頑張ってくれよ

という思いで仕事をしていたのを覚えています。

 

このような気持ちなので、部下が少しでも期待に応えてくれない行動をすると「俺の頑張りが何も伝わってないな」と不満が募り、ストレスが溜まっていくのを感じていました。

 

不満からくるストレスで気持ちに余裕がなくなり、部下の「連勤はきつい」という言葉がチラッと聞こえただけで「こっちはもっと長い連勤してるけどね」と聞こえるように言ったり、接客が苦手な部下には「積極的に声掛け行ってって何回も言わせないでね」ときつい言い方をするような悪い状態です。

 

この時の私は

リュウ
なぜ自分だけがこんなにも頑張らなければいけないんだ

という自分中心の考え方しかできておらず、部下に見返りを求めすぎるあまり、部下の悪いところだけを見るようになっていました。

 

 

◉こちらの記事では「部下のやる気をなくす上司の特徴」についてお伝えしています。当てはまる方は気をつけてください。

 

 



 

部下といい関係を築くための考え方

IMG_6566.jpeg

部下に見返りを求めるあまり、私と部下たちとの関係性が悪くなってしまい、それが売上にも影響してきました。

さすがにこのままだとまずい…」と感じて、部下といい関係を築くためにはどうしたらいいのかを考えて実行したことをここでは伝えていきます。

 

 

常に感謝の気持ちを持つ

そもそもお店は私1人では運営できません。部下たちが一緒に働いてくれているおかげでお店がオープンできて売上が作れるのです。

お店がオープンできていること、売上を作れていることが当たり前じゃないと考えるようにしました。

部下たちがちゃんとシフト通りに出勤して、営業時間も仕事をしてくれているからお店が運営できているし、私も休みや休憩が取れるわけです。

もし部下が全員辞めたらお店は運営できません。私も仕事ができなくなります。

 

リュウ
日常の当たり前は当たり前じゃなく、部下たちがいることにもっと感謝の気持ちを持つようにしよう

という考え方に変えました。

 

ポイント

部下とうまくいってない方は、どのような些細なことでもいいので部下に対して感謝の気持ちを持つようにしてみてください。そうすれば顔の表情や口調も含めて優しい雰囲気が出せるようになります。

 

 

感謝の言葉を口にする

部下たちがいるから仕事ができているという考え方をするようにしてから、常に感謝の気持ちを持つようにしており、感謝の気持ちだけではなく、しっかりと感謝の言葉を口にするように心掛けました。

 

今は退社するスタッフ一人一人に「今日も一日頑張ってくれてありがとね!」と感謝の言葉を口にするようにしています。

 

本人に直接言うのはもちろんですが、メールなどのやり取りでも部下から報告を受けたら「しっかりと対応してくれてありがとう!」と返信するだけで、部下も嬉しく感じます。

 

あなた自身が「ありがとう」をたくさん言える上司になれば職場の雰囲気はかなり良くなりますので試してみてください。

 

 

具体的に褒める

褒めるという行為は部下の承認欲求を満たすことに繋がりますので上司に必要なスキルです。

ただし、適当に褒めていると部下に思われたら逆効果になります。そうならないためにも褒める時は具体的に褒めましょう。

そして具体的に褒めたあとは「ありがとう」という感謝の言葉も忘れないでください。

 

 

◉「部下の褒め方」についてはこちらの記事で具体的にお伝えしています!

 

 

見返りを求めない

私が一番変えたのは見返りを求めなくしたことです。

これまでは当たり前と思ってきたことを当たり前じゃないと考えるようになってから部下の存在はありがたく、感謝の気持ちが持てるようになりました。

 

ポイント

感謝の気持ちを持つようになってから、見返りを求めるために何かを頑張るのではなく、部下やお客様など、私の周りの人たちが喜んでもらえるような行動を取ることで自分にもプラスになると考えるようにしています。

 

見返りがなく、与え続けることは大変ではありますが、それを実行することで忍耐力や人としての器の大きさなど自分が成長できることを実感できますので、是非とも試してみてください。

 

 

◉こちらの記事では「ポジティブになる方法」についてお伝えしています。前向きな考え方になりたい方は是非ともご覧ください!

 

 



 

まとめ

今回は「部下とうまくいかないのはなぜか?」ということをテーマに掲げて、私の経験談から「部下といい関係を築くための考え方」についてお伝えしました。

 

私が部下といい関係を築くために考えたことはこの4つです。

 

・常に感謝の気持ちを持つ

・感謝の言葉を口にする

・具体的に褒める

・見返りを求めない

 

部下とうまくいかない時の自分の考え方は自己中心的で、周りが落ち着いて見れていない状態でした。

ですが、考え方一つで自分を変えることができます。部下を変えることは大変ですが、自分が変わろうとするのは自分次第でどうにでもできます。

 

現在、部下とうまくいかないというお悩みの上司の方も、一つでいいので考え方を変えてみてください。そうすれば意外なほどに部下とうまくいく可能性もあります。

 

今回の記事が少しでもいいきっかけになれば幸いです。

 

-マネジメント

© 2024 ビジコミライフ Powered by AFFINGER5