アパレル販売員のキャリアプランとは?【目標を持った働き方】

※本ページはプロモーションが含まれています

 

現在はアパレル販売員として働いているけど、将来的には上を目指したいという方は多いのではないでしょうか。

一般的にアパレル業界は給料が低いと思われがちですが、役職がつくことで手当やボーナスなど収入が増えます。

だからこそ販売員の時からしっかりと将来のキャリアプランを考えて、早い段階で上に昇格するための実績を出し、必要なスキルを磨いていくことが大切です。

今回は「アパレル販売員のキャリアプラン」についてお伝えしていきます。

 



 

アパレル販売員のキャリアプランとは?

IMG_6551.jpeg

ここではアパレル販売員のキャリアプランについてお伝えします。

現在、アパレル販売員の方が目指すべき道です。

 

 

副店長

お店のNo.2であり、店長不在時にはスタッフをまとめて指示を出し、店舗の売上を取らなければなりません。

次の店長候補でもありますので、副店長の時に自店の店長から店舗運営方法やスタッフのマネジメントについて学ぶ必要があります。

 

注意ポイント

ここでしっかり学んでおかなければ、いざ店長になった時、仕事量に圧倒されて全てうまくいかないというケースになりかねませんので気をつけてください。

 

 

店長

お店のトップであり、責任者です。

仕事量も増え、自分で判断しなければいけないことが多くなります。

スタッフとのコミュニケーションも必須で、良好な関係性を築く必要があり、一人一人に合ったマネジメントが必要です。

 

ポイント

販売、業務とも部下に指導できる力が求められ、売上を作るための施策やお店の運営方法など、店長の力量によってお店のカラーが決まる重要なポジションです。

 



 

店長になるために必要な4つの力

IMG_6554.jpeg

お店の規模によっては副店長という役職はなく、販売員から店長への昇格というお店も存在します。

ですので、現在販売員のあなたがアパレルでキャリアプランを考えるのであれば、店長になるためにはどうすればいいのかを常に意識して仕事に取り組みましょう。

ここでは店長に必要とされている4つの力についてお伝えします。

 

 

①販売力

お店の規模が小さければ多くの人員体制はとれませんので、店長自ら販売して売上を作ることになります。

逆に規模が大きいお店では周りをコントロールする役目を担うケースがあります。その場合は自ら販売するというよりは周りのスタッフに指示を出して売上を作っていくという役目です。

ただ、どちらにしても自身の販売力は必須となります。 

 

自ら販売して売上を作るためには当然販売力がないと数字が作れませんし、自分が売上を取れないのに部下に売上を作るように指示を出しても、部下は「店長も全然売れてないのに指示だけは出してくる…」と不満が募る結果になりかねません。

 

自分は常に売上を取っているし、販売力には自信があるので店長になってもやっていける!

と思っている方は気をつけてください。

 

自分で売ることと、部下を指導して売れるスタッフに育てることは全くの別物です。

自分が売ってきたからといって、その通りのやり方にすれば売れるだろうという考えは捨ててください。

 

ポイント

今のうちから将来を見据えて販売力の指導を行うためには、感覚的な指導ではなくて、具体的な理論に基づく販売指導が大切になってきます。

 

理論的とはしっかりと道筋を立てて考えることです。自分の販売方法を文字に書き起こす癖をつけていけば、今後店長になって販売未経験のスタッフに対しても分かりやすい販売方法の指導ができるようになるはずです。

みなみに私が理論に基づく販売指導を行う時の内容を書いたのがこちらの記事になりますので参考にしてみてください。

 

 

 

②マネジメント力

アパレル販売員の時と大きく違って大変だと感じるのがマネジメントです。

店長になれば自分のことだけではなく周りの部下のことも考えて行動しなければなりません。

部下一人一人のレベルやモチベーションに合わせて、全員が同じ方向を向いて売上を取りに行く店舗作りが必要です。

 

自分の売り方を教えれば全員が売れるようになるわけではなく、その人のレベルに合った指導が必要ですし、最初から売上に対して意識が高いスタッフもいれば、全く気にしていないスタッフもいます。

 

ポイント

やる気がある人だけに頑張ってもらうとか、意識が低いスタッフはなにも言わないとかではなく、全員をやる気にさせた上で店舗運営を行っていくことが必要であり、そのためにはマネジメント力をつけなければなりません。

 

こちらの記事では、店長になったときに気をつけるべきマネジメントについて6つのポイントでお伝えしていますのでご覧ください。

 

 

 

③コミュニケーション力

店長になると関わる人間関係も広がります。

取引のあるメーカー、ショッピングモールの営業担当、近隣店舗の店長など、自店のスタッフ以外でも良好な人間関係を築かなければなりません。

 

ポイント

そのために必要なのがコミュニケーション力です。上記でお伝えした①販売力②マネジメント力を上げるためには当然コミュニケーションも必要ですし、どのような場面でも上手くコミュニケーションを取れた方がいい方向に進みやすいです。

 

販売員の時とは違い、自分から積極的にコミュニケーションを取ることでいい関係が築けます。

将来的に店長を目指すのであれば、今のうちからコミュニケーション力を身につける努力をしましょう。

 

こちらの記事では話を広げるのが上手い人と下手な人との違いについてお伝えしています。

是非とも参考にしてみてください。

 

 

 

④統率力

店長はお店の責任者です。スタッフたちを率いてお店を運営しなければなりません。

 

注意ポイント

店長自身の進みたい方向が決まってないとスタッフたちは混乱します。スタッフが混乱すると来店されているお客様は不安になり、すぐにお店から出ていきます。

 

店長自身の進みたい方向が決まっていても、それがスタッフに落とし込めていなければ結果は同じです。

 

時にはスタッフと衝突しながらもお店をいい方向に持っていくことが店長の仕事であり、必要なスキルです。

販売員の時から、周りのスタッフをまとめて売上を取っていくためにはどうすればいいのかを意識しながら仕事に取り組んでみてください。

 

こちらの記事では「売上を取れる仕組み作り」や「目標設定の伝え方」について伝えてますので是非ともご覧ください。

 



 

店長になるメリット

IMG_6553.jpeg

ここまで読むと

店長になったら相当大変そうだな…

と思った人もいるかもしれません。

ですが店長になって得られるものはたくさんあります。ここでは店長になるメリットについてお伝えします。

 

 

収入が増える

確実に収入は増えます。会社によっては基本給も上がり、それにプラスして役職手当などつくこともあります。

個人の売上を上げることよりも、お店の売上を上げることのほうが難易度は高く、それ故にお店の売上を上げることができればボーナスに大きく影響する会社もあり、私の場合は年収が大きく増えました。

 

 

人間的に成長できる

私も長く店長をやってきて、その間たくさんの部下と仕事をしてきました。

一人一人個性があり、仕事に対する意識や将来のビジョンなど違うので、そういったスタッフたちをまとめてやっていくのは大変です。

 

その中で、現状のメンバーでお店を回すためにはどうればいいのかを考えながら、一人一人へのマネジメントを行い、積極的なコミュニケーションを図ってきました。

そのようなことを何年も繰り返していくと、たくさんのスキルが身に付きますし、人間的に大人になります。

自分の感情を上手にコントロールして、円滑に物事を進めるためにはどうすればいいのかが瞬時に判断できるようになるのです。

 

 

転職での評価が上がる

あなたが転職を考えた時に評価されるポイントは「経験値」です。

販売員のみの経験者と店長職までこなした経験者であれば、当然店長経験者の方が採用される可能性は高くなります。

どの業界でもそうですが、人を育てるのには、お金も時間もかかります。

 

販売員しか経験のない人を店長まで育てるのは大変です。ですが、店長まで経験した人であれば店長としての最低限のスキルは持っているので、そこから上のポジションまで割と短い期間で考えることができますし、最初は販売員からしっかりと働いてもらうということもできるので、採用する会社としてもメリットがたくさんあります。

 



 

店長になれる環境ではない

IMG_6556.jpeg

アパレル販売員のキャリアプランとして店長を目指したいと考えていても、店長になれる環境ではない場合もありますので気をつけてください。

 

 

店舗数が減っている

出店数よりも退店数が増えている状況なら、店長を目指せる環境ではないかもしれません。

退店したお店の従業員の中には辞める人もいますが、残って他店に移動となるケースもあります。

そうするとお店の数に対して店長があまっている状態になり、あなた自身になかなかチャンスが巡ってこないかもしれません。

 

 

昇進の話がでない

勤続年数が長いにもかかわらず、ずっと販売員のままの人は気をつけましょう。

あなたが会社から評価されていないのか、会社が販売員のままで働いてほしいと思っているのかは分かりませんが、昇進の話が出ないということは店長になるチャンスがないということです。

 

一度上司に「店長になりたい」という明確な意思表示をしてみるのもありだと思います。

ただし、それまでの実績が伴っていないのに口だけ大きいことを言っても聞いてもらえませんので気をつけてください。

 

 

 

店長を目指せる環境を考える